高血圧にパターンが存在する
高血圧には、仮面⾼⾎圧と白衣高血圧など、いろいろなパターンなどがあります。中でも仮面高血圧はリスクが高くなるので要注意です。
仮面高血圧
普段の⾎圧は⾼いにもかかわらず、診察室の医師の前や健康診断では低い仮⾯⾼⾎圧は、患者⾃⾝どころか医師にも⾒過ごされてしまうケースが多いですが、実は、⼼臓病や脳卒中と密接な関係があると考えられています。
普段の⾎圧も診察室での⾎圧も正常という場合のリスクを1(基準)とした時、普段の⾎圧は⾼いが診察室での⾎圧は低いという仮⾯⾼⾎圧の脳心血管疾患のリスクはその3.8倍になります。
仮面高血圧のパターン
さらに、この仮⾯⾼⾎圧には⼤きく分けて「早朝⾼⾎圧」「ストレス⾼⾎圧」「夜間高血圧」の3つのパターンがあります。

早朝高血圧
早朝、起床後に⾎圧が急激に上昇する早朝⾼⾎圧、またの呼び名をモーニングサージといわれています。

ストレス高血圧
日中の仕事中に、ストレスによって血圧が敏感に上昇するため、朝と夜の家庭⾎圧測定だけでは⾒過ごしてしまう可能性が⾼いです。

夜間高血圧
通常、就寝中は血圧は自然に低下しますが、就寝時中も⾎圧が下降しない、もしくは夜になって⾎圧が上昇してくる夜間⾼⾎圧である。夜間⾼⾎圧は、場合によってはその⾼⾎圧の影響が朝まで続き、早朝⾼⾎圧につながることもある。
⽩⾐⾼⾎圧
診察時にのみ(⽩⾐の前では)緊張して⾎圧が⾼くなる例を⽩⾐⾼⾎圧と呼ばれます。これは降圧薬による治療は必要のないタイプ※とされています。